忠臣蔵の名前は、長くて読みにくい。
では、新選組はどうでしょうか。
近藤勇。
土方歳三。
沖田総司。
斎藤一。
有名どころは、短くて読みやすい名前が多い印象です。
ところが、隊士の名前をずらりと並べてみると、これがなかなか面白い。
「三郎」が多い。
「太郎」も多い。
そして、山崎烝は初見ではまず読めない。
新選組で、勢いのある声をつくる。
短く鋭い名前は、腹から声を出す練習にぴったりです。
なぜ新選組の名前が発声練習になるのか
新選組の名前は、忠臣蔵のような長い「右衛門」地獄とは少し違います。
音が短く、勢いがあり、時代劇らしい強さがあります。
たとえば、「土方歳三」「沖田総司」「永倉新八」「原田左之助」。
声に出すと、音が前へ走ります。
そのため、新選組の名前は、滑舌だけでなく、腹式呼吸・声の勢い・語尾のキレを鍛える練習に向いています。
練習のしかた
- まずは、ひとりずつはっきり読む
- 次に、役職名も含めて読む
- 慣れてきたら、隊士名をテンポよく続けて読む
- 最後は、時代劇の名乗りのように腹から声を出して読む
ポイントは、名前をただ読むのではなく、「名乗る」つもりで声に出すことです。
新選組の名前は、声に勢いを乗せる練習になります。
新選組フルネーム口の体操
まずは、役職付きで読んでみましょう。
- 局長 芹沢鴨(せりざわ かも)
- 局長 近藤勇(こんどう いさみ)
- 副長 土方歳三(ひじかた としぞう)
- 総長 山南敬助(やまなみ けいすけ)
- 参謀 伊東甲子太郎(いとう かしたろう)
- 副長助勤 沖田総司(おきた そうじ)
- 副長助勤 永倉新八(ながくら しんぱち)
- 副長助勤 井上源三郎(いのうえ げんざぶろう)
- 副長助勤 藤堂平助(とうどう へいすけ)
- 副長助勤 斎藤一(さいとう はじめ)
- 副長助勤 原田左之助(はらだ さのすけ)
- 副長助勤 安藤早太郎(あんどう はやたろう)
- 副長助勤 松原忠司(まつばら ちゅうじ)
- 一番隊組長 沖田総司(おきた そうじ)
- 二番隊組長 永倉新八(ながくら しんぱち)
- 三番隊組長 斎藤一(さいとう はじめ)
- 隊士 相場薫三郎(あいば くんざぶろう)
- 隊士 青木連(あおき れん)
- 隊士 青柳牧太夫(あおやぎ まきだゆう)
- 隊士 青山次郎(あおやま じろう)
- 隊士 明石覚四郎(あかし かくしろう)
- 隊士 秋山義三郎(あきやま ぎさぶろう)
- 隊士 浅野藤太郎(あさの とうたろう)
- 隊士 芦屋登(あしや のぼる)
- 隊士 足立林太郎(あだち りんたろう)
- 隊士 阿比留鋭三郎(あびる えいざぶろう)
- 隊士 阿部十郎(あべ じゅうろう)
- 隊士 新井忠雄(あらい ただお)
- 隊士 荒木信太郎(あらき しんたろう)
- 隊士 蟻通勘吾(ありどおし かんご)
- 隊士 安藤勇次郎(あんどう ゆうじろう)
- 隊士 家里次郎(いえさと つぐお)
- 隊士 五十嵐伊織(いがらし いおり)
- 隊士 伊木八郎(いぎ はちろう)
- 隊士 池田小三郎(いけだ こさぶろう)
- 隊士 池田七三郎(いけだ しちさぶろう)
- 隊士 石井勇次郎(いしい ゆうじろう)
- 隊士 石川三郎(いしかわ さぶろう)
- 隊士 石田入道(いしだ にゅうどう)
- 隊士 市村辰之助(いちむら たつのすけ)
- 隊士 市村鉄之助(いちむら てつのすけ)
- 隊士 中島登(なかじま のぼる)
- 隊士 中西登(なかにし のぼる)
- 隊士 新見錦(にいみ にしき)
- 隊士 根岸友山(ねぎし ゆうざん)
- 隊士 吉村貫一郎(よしむら かんいちろう)
- 隊士 山崎烝(やまざき すすむ)
- 隊士 山南敬助(やまなみ けいすけ)
- 隊士 平間重助(ひらま じゅうすけ)
- 隊士 平山五郎(ひらやま ごろう)
- 隊士 藤井安八(ふじい やすはち)
- 隊士 藤原和三郎(ふじわら わさぶろう)
- 隊士 本田岩吉(ほんだ いわきち)
新選組は「勢い」で読む
新選組の名前は、忠臣蔵よりも短く読みやすいものが多いです。
そのぶん、ひとつひとつの名前を弱く読むと、ただの名簿になってしまいます。
大事なのは、音を前に出すこと。
「近藤勇」「土方歳三」「沖田総司」などは、短いからこそ、語尾までしっかり声を届ける練習になります。
発声ポイント
新選組の名前は、語尾を弱くしないこと。
最後の音まで腹から支えると、時代劇らしい名乗りになります。
三郎地獄に気をつけよう
新選組の隊士名を読んでいると、「三郎」が何度も出てきます。
- 相場薫三郎
- 秋山義三郎
- 阿比留鋭三郎
- 池田小三郎
- 池田七三郎
- 石川三郎
- 藤原和三郎
忠臣蔵が「右衛門地獄」なら、新選組は「三郎地獄」です。
同じような音が続くと、口が慣れてきたころに油断して噛みます。
「さぶろう」を流さず、さ・ぶ・ろうと粒を立てて読みましょう。
読めそうで読めない名前
新選組の名前には、短いのに初見では読みにくいものもあります。
- 山崎烝(やまざき すすむ)
- 伊東甲子太郎(いとう かしたろう)
- 蟻通勘吾(ありどおし かんご)
- 阿比留鋭三郎(あびる えいざぶろう)
特に「山崎烝」は、名前そのものが短いのに難読です。
こういう名前は、読み方を知った瞬間に少し楽しくなります。
難読名は、口の練習であると同時に、日本語の面白さを味わう入口でもあります。
新選組・名乗りチャレンジ
慣れてきたら、次のように時代劇風に読んでみましょう。
副長、土方歳三。
一番隊組長、沖田総司。
三番隊組長、斎藤一。
ただ読むのではなく、胸を少し開いて、声を前へ届けるつもりで読んでみてください。
名前を読むだけでも、声の出方が変わります。
まとめ
新選組の名前は、短く、鋭く、勢いがあります。
滑舌だけでなく、腹から声を出す練習にも向いています。
忠臣蔵は、長い名前を丁寧に読む練習。
新選組は、短い名前を勢いよく名乗る練習。
同じ歴史人物の名前でも、声に出してみると、まったく違う口の使い方になります。
楽しく読んで、噛んで、笑って、もう一度。
新選組の名前で、声のキレと勢いを鍛えていきましょう。