忠臣蔵に登場する赤穂浪士たちの名前は、とにかく長い。
大石内蔵助良雄。
堀部安兵衛武庸。
礒貝十郎左衛門正久。
岡嶋八十右衛門常樹。
読むだけで、口が忙しい。
でも、だからこそ発声練習にはぴったりです。
このページでは、赤穂浪士四十七士の名前を使って、滑舌・呼吸・口の動きを楽しく鍛えていきます。
忠臣蔵で、噛まない口をつくる。
歴史の名前は、最高の口の体操になります。
なぜ忠臣蔵の名前が発声練習になるのか
武士の名前には、「右衛門」「左衛門」「兵衛」「太夫」「丞」など、現代ではあまり使わない音がたくさん入っています。
そのため、ゆっくり正確に読むだけでも、舌・唇・あご・息の流れをしっかり使う練習になります。
特に難しいのは、長い名前を最後まで崩さずに言い切ることです。
途中で息が足りなくなったり、舌がもつれたり、似た音が続いて混乱したりします。
でも、それでいいのです。
噛んだら笑って、もう一度。
忠臣蔵の名前は、真面目に読んでも面白い。
面白がって読むほど、口はよく動きます。
練習のしかた
- まずは、ひとりずつゆっくり読む
- 慣れてきたら、3人ずつ続けて読む
- さらに慣れたら、息継ぎを意識して10人ずつ読む
- 最後は、四十七士全員チャレンジに挑戦する
ポイントは、急がないことです。
速く読むよりも、まずは「聞き取れる音」で読むこと。
名前の一文字一文字を立てるように、丁寧に声に出してみましょう。
赤穂浪士四十七士フルネーム口の体操
まずは、一覧を声に出して読んでみましょう。
- 大石内蔵助良雄(おおいし くらのすけ よしたか)
- 大石主税良金(おおいし ちから よしかね)
- 原惣右衛門元辰(はら そうえもん もととき)
- 片岡源五右衛門高房(かたおか げんごえもん たかふさ)
- 堀部弥兵衛金丸(ほりべ やへえ かなまる)
- 堀部安兵衛武庸(ほりべ やすべえ たけつね)
- 吉田忠左衛門兼亮(よしだ ちゅうざえもん かねすけ)
- 吉田沢右衛門兼貞(よしだ さわえもん かねさだ)
- 近松勘六行重(ちかまつ かんろく ゆきしげ)
- 間瀬久太夫正明(ませ きゅうだゆう まさあき)
- 間瀬孫九郎正辰(ませ まごくろう まさとき)
- 赤埴源蔵重賢(あかばね げんぞう しげかた)
- 潮田又之丞高教(うしおだ またのじょう たかのり)
- 富森助右衛門正因(とみのもり すけえもん まさより)
- 不破数右衛門正種(ふわ かずえもん まさたね)
- 岡野金右衛門包秀(おかの きんえもん かねひで)
- 小野寺十内秀和(おのでら じゅうない ひでかず)
- 小野寺幸右衛門秀富(おのでら こうえもん ひでとみ)
- 木村岡右衛門貞行(きむら おかえもん さだゆき)
- 奥田孫太夫重盛(おくだ まごだゆう しげもり)
- 奥田貞右衛門行高(おくだ さだえもん ゆきたか)
- 早水藤左衛門満尭(はやみ とうざえもん みつたか)
- 矢田五郎右衛門助武(やだ ごろうえもん すけたけ)
- 大石瀬左衛門信清(おおいし せざえもん のぶきよ)
- 礒貝十郎左衛門正久(いそがい じゅうろうざえもん まさひさ)
- 間喜兵衛光延(はざま きへえ みつのぶ)
- 間十次郎光興(はざま じゅうじろう みつおき)
- 間新六郎光風(はざま しんろくろう みつかぜ)
- 中村勘助正辰(なかむら かんすけ まさとき)
- 千馬三郎兵衛光忠(せんば さぶろべえ みつただ)
- 菅谷半之丞政利(すがや はんのじょう まさとし)
- 村松喜兵衛秀直(むらまつ きへえ ひでなお)
- 村松三太夫高直(むらまつ さんだゆう たかなお)
- 倉橋伝助武幸(くらはし でんすけ たけゆき)
- 岡嶋八十右衛門常樹(おかじま やそえもん つねしげ)
- 大高源五忠雄(おおたか げんご ただお)
- 矢頭右衛門七教兼(やとう えもしち のりかね)
- 勝田新左衛門武尭(かつた しんざえもん たけたか)
- 武林唯七隆重(たけばやし ただしち たかしげ)
- 前原伊助宗房(まえばら いすけ むねふさ)
- 貝賀弥左衛門友信(かいが やざえもん とものぶ)
- 杉野十平次次房(すぎの じゅうへいじ つぎふさ)
- 神崎与五郎則休(かんざき よごろう のりやす)
- 三村次郎左衛門包常(みむら じろうざえもん かねつね)
- 横川勘平宗利(よこかわ かんべい むねとし)
- 茅野和助常成(かやの わすけ つねなり)
- 寺坂吉右衛門信行(てらさか きちえもん のぶゆき)
まずは「右衛門」に慣れよう
四十七士の名前を読んでいると、何度も登場するのが「右衛門」です。
「えもん」と読む場合もあれば、「ざえもん」と濁る場合もあります。
ここが、忠臣蔵フルネーム練習の第一関門です。
発声ポイント
「右衛門」は、あわてて読むと口の中でつぶれやすい音です。
「え・もん」「ざ・え・もん」と、いったん分解してから読むと安定します。
難読チャレンジ
次の名前は、特に噛みやすい名前です。
- 片岡源五右衛門高房
- 礒貝十郎左衛門正久
- 岡嶋八十右衛門常樹
- 矢頭右衛門七教兼
- 杉野十平次次房
一気に読もうとせず、まずは区切って練習してみましょう。
例:
礒貝十郎左衛門正久
いそがい/じゅうろう/ざえもん/まさひさ
このように区切ると、長い名前も急に読みやすくなります。
現代風あだ名をつけると覚えやすい
フルネームで覚えようとすると大変ですが、現代風のあだ名を添えると、急に親しみやすくなります。
たとえば、大石内蔵助良雄は「大石よしたかさん」。
間新六郎光風は「しんろくさん」。
吉田忠左衛門兼亮は「ちゅうざえもんさん」。
急に近所感が出ます。
この「長い正式名」と「ゆるい呼び名」のギャップも、忠臣蔵フルネーム練習の楽しさです。
全員チャレンジ
慣れてきたら、四十七士全員を続けて読んでみましょう。
おまけ・この二人も忘れてはいけない
四十七士の名前を読み終えたら、最後はこの二人です。
- 浅野内匠頭長矩(あさの たくみのかみ ながのり)
- 吉良上野介義央(きら こうずけのすけ よしひさ)
忠臣蔵の物語は、この二人から始まりました。
最後まで噛まずに言えたら、討ち入り成功です。
途中で噛んでも大丈夫です。
大事なのは、最後まで声を出し続けること。
息が足りなくなったら、どこで吸うかを考えてみましょう。
それだけでも、朗読やナレーションに必要な呼吸の練習になります。
今日のまとめ
忠臣蔵の名前は、長くて、読みにくくて、覚えにくい。
でも、それこそが発声練習に向いている理由です。
声を出す練習は、まじめすぎると続きません。
少し笑えるくらいが、ちょうどいい。
忠臣蔵の長い名前を使って、口をほぐし、舌を動かし、息を整える。
歴史も、発声も、遊びながら身につけていきましょう。