自称俳優図鑑──愛すべき自称俳優たち

滑舌は、口の問題だと思っていませんか。
もっと開ける。もっと当てる。もっと練習する。真面目な人ほど、そうやって“足す”方向へ進みがちです。
しかし、頑張るほど顎が固まり、喉が詰まり、再現性が下がっていく――そんな経験はないでしょうか。
本書は、滑舌を「鍛える」のではなく、「止めているものを外す」という視点から整えていく一冊です。
滑舌に絶対的な正解はありません。骨格や歯並び、舌の形、呼吸の癖は人それぞれ異なります。
ただし、ひとつだけ共通する自然な原理があります。それは、息は流れるものだということです。
息を止めれば不自然になり、流せば自然になる。滑舌もその例外ではありません。
本書では、力を入れるほど崩れる理由、固まりやすい身体の特徴、呼吸の構造、顎を休ませる感覚、集中と呼吸の関係、そして1日3分でできる整え方までを、順を追って解説します。
大切なのは、正解を真似することではありません。自分の身体の感覚を信じて、少しずつ調整していくことです。
ある瞬間、「これだ」と掴める感覚が訪れます。押していないのに通る。力んでいないのに前に出る。その鳴り方は、誰とも同じではありません。
滑舌は技術ではなく、状態です。口を鍛える必要はありません。息を止めないだけで、声は変わっていきます。
ポポッ🐦✨
足さんでええ、止めとるもん外したら勝手に通るで。