「このセリフ、どう読んだらいいの?」
そう悩んだことがある人へ。
声の表現力は、“読み方”だけでは決まりません。
その土台にあるのが「読解力」です。
第4回のテーマは読解力。
台本を読み解く力を身につけ、キャラクターやナレーションに“芯”を通していきましょう。
1. セリフの前後関係と感情の流れを捉える
目的:
セリフ単体ではなく、前後の流れを含めて読むことで、感情の動きが見えてきます。
やり方:
・前のセリフや状況を確認してから読む
・キャラクターの感情を言葉以外からも読み取る
・感情の変化を意識して声に乗せる
2. 物語の構造を分析して役割をつかむ
目的:
物語の中で自分の役割を理解することで、セリフの意味がはっきりします。
やり方:
・起承転結を大まかに整理する
・自分の登場シーンの役割を確認する
・「この役がいないと何が成り立たないか」を考える
3. 主人公の課題と変化を読み取る
目的:
主人公の成長の流れを捉えることで、セリフの重要度が見えてきます。
やり方:
・主人公の悩みや目的を整理する
・物語の転機となる場面を見つける
・クライマックスの変化と結末をつなげて考える
■あるべき姿とやり方(まとめ)
あるべき姿:
人物や状況を深く理解し、その意図や感情を声に反映できる状態。
やり方:
・セリフの背景や文脈を考える
・物語の構造を整理する
・主人公の変化に注目して読む
◆あるべき姿:読めば読むほど“見えてくる”力
台本は、ただ読むだけのものではありません。
「なぜこのセリフがここにあるのか」を考えることで、
声に説得力と深みが生まれます。
■まとめ
読解力は、声優としての“深さ”を決める力です。
どんな言葉を、どんな背景で、どんな心で話しているのか。
その理解が、あなたの声を“ただ読む”から“心に届く声”へと変えてくれます。
次回:【声のレシピ #5】「面白い作品に押し上げる役者になる」もお楽しみに!